どれだけ丁寧に掃除をしていても、気がつけば色んなところに抜け毛が落ちていることってよくありますよね。
お出かけしようという時にふと鏡をよく見ると衣服にたくさん抜け毛が付いていて急いでコロコロをかけるなんてこともあるのではないでしょうか。
そこで今回はモルモットの抜け毛対策として以下の4つを解説していきます。
- そもそもモルモットの抜け毛が多くなる理由
- 抜け毛対策
- 抜け毛掃除のポイント
- 衣服につく抜け毛はどうやって改善すればいいか
抜け毛で嫌な気持ちにならないようにしっかりと対策をしておきましょう。
衣服に付く抜け毛が気になる人はこちらのブログでリモサボンを使ったビフォーアフターが詳しく書かれているのでぜひ参考にしてみてください。
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モルモットの抜け毛が多くなる理由
そもそも抜け毛が多くなる理由は主に3つあります。
- 換毛期
- ブラッシング不足
- ストレス
それぞれの理由をしっかりと把握して抜け毛対策に備えましょう。
換毛期
モルモットの換毛期のタイミングは暖かくなる夏に向けてと寒くなる冬に向けての年2回あります。
野生のモルモットは春と秋といったように明確に換毛期がありますが、ペットとして飼われているモルモットはエアコンを付けっぱなしにして常に一定の温湿度を保って飼育している方が多く、野生と違って明確な換毛期がない子が多い傾向にあります。
とはいえ日頃から毛がたくさん抜けやすいことに変わりはなく、特にシェルティやペルビアンといった長毛種の換毛期は抜け毛がかなり多くなります。
ブラッシング不足
モルモットの品種にもよりますが、ブラッシングは定期的に必ずやらなければいけません。ブラッシングを怠ると抜け毛が多くなるだけでなく、モルモットの健康にも影響しますので注意してください。
面倒だなと思う方もいるかもしれませんが、ブラッシングをしていないと抜け毛が部屋中だけでなく家中に広がりやすくなります。モルモットの健康はもちろん、後々の掃除がやりやすくなるという意味も含めてブラッシングをしてあげると良いですね。
グルーミングについて
モルモットは猫と同じようにグルーミングをします。
グルーミング(毛繕い)とは自分の毛を舐めて体のお掃除をすることです。
体についた抜け毛をしっかりとっていないとグルーミングをした時に大量に毛を飲み込んでしまい、体調に影響を及ぼすこともあるので注意しましょう。
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ストレス
ストレスによっても抜け毛の量は変わります。モルモットはストレスに弱い生き物。
- 抱き上げる
- お尻を触る
- 追いかける
- 怒る
- 大声を出す
- 大きな物音を出す
- モルモットのハウスの中に手を入れる
- 他の動物と仲良くさせようとする
上記のようなことはモルモットが嫌がり、ストレスの溜まってしまう行為です。腫れ物扱いをするわけではありませんが、モルモットの臆病な性格を理解してあげて丁寧に接してあげることで抜け毛改善にも繋がるでしょう。
またケージを置く場所によってもストレスの感じやすさは異なります。テレビの音がうるさい場所や窓際の直射日光の当たる場所にケージを置かないように注意してください。
モルモットの抜け毛対策
抜け毛の対策をしておくとモルモットの健康はもちろん、気づけば家中に舞う抜け毛の掃除もラクになります。
- ブラッシング
- 伸びてきた毛のカット
- お風呂・シャンプー
より快適な生活を送れるように毛のお手入れもしっかりと行いましょう。
ブラッシング
そもそもなぜブラッシングが必要かというと理由は4つあります。
- 毛についたゴミや排泄物を落とすことができる
- モルモットが毛繕いをするときに毛を飲み込む量を抑えることができる
- ダニやシラミといった虫の付着を予防できる
- ケガをしているところはないか、一部に毛が生えていないところがないかといった健康チェックができる
チェックポイント
ブラッシングをしていないと部屋に抜け毛が散らばるので、結果的にブラッシングをしていない方が掃除に手間がかかるようになってしまいます。
ブラッシングは神経の使うお手入れですが、必ずしてあげてくださいね。
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ブラッシングのやり方
まず前提として優しいブラッシングを心がけてください。
ブラッシングのやり方
- 膝掛けなどを膝の上に乗せ、そこにモルモットに乗ってもらう
- お尻から頭にかけて(毛並みに逆らって)ブラッシング
- 頭からお尻にかけてブラッシング
- 皮膚が赤くなっていたり、ハゲているところがないか確認
一旦毛並みに逆らってブラッシングをすることでその後の頭からお尻にかけてのブラッシングで効率よく毛を取り除くことができます。
ブラッシングを嫌がってどうしてもすぐに逃げ出してしまう子もいるので、その場合は低い位置で抱っこをしながら素早く済ませるのがオススメ。
与えすぎには注意ですがブラッシングが終わったら好物の野菜などを与えるとご機嫌が一気によくなりますよ。
ブラッシングの頻度
品種 | 頻度 |
イングリッシュ・クレステッド | 週1回程度 |
アビシニアン・テディ・レックス | 3日に1回程度 |
テッセル・メリノ・コロネット・シェルティ・ペルビアン・アルパカ | 毎日1回 |
当然ではありますが、毛が短い方がブラッシングはラク。
逆に長毛のシェルティやペルビアンなどはブラッシングをしながら色んな角度からブラッシングが足りていないところがないかの確認も行ってあげる必要があるくらい大変です。
換毛期は毎日ブラッシング必須
換毛期は毎日ブラッシングしなければいけません。
実際に飼っている経験として換毛期が来ているかどうかは部屋に落ちている抜け毛の量とモルモット自身に抜け毛が付いているかで判断しています。これは飼って間もないと抜け毛の量の基準がわからないとは思いますが、次第に「今日は抜け毛の量が多い、モルモットに抜け毛がひっついてる」というのがわかってくるようになります。
それに気づいたときはすぐにブラッシングをしてあげてください。
場合によっては1日1回のブラッシングじゃ足りないこともあるのでそういった場合は1日で2,3回のブラッシングが必要です。
大変だなと思うかもしれませんが換毛期のブラッシングはボロボロ毛が取れるので案外楽しいですよ。
どんなブラッシングを使えばいい?
ブラッシングアイテムも色々試しましたがゴム系のブラシがオススメ。
逆に針金系のブラッシングはモルモットの肌を傷つける可能性があることや毛が引っかかってうまく流すようなブラッシングがやりにくい印象です。
オススメを載せておきますので興味があれば試してみてくださいね。
伸びてきた毛をカットする
モルモットの種類によってよく伸びる部分は異なりますが、お尻などの糞尿で汚れやすい部分についてはカットしてあげる必要も出てきます。
カットしてあげる時はモルモット自身を切ってしまわないように慎重に行いましょう。またヒゲは大切な感覚器官なのでカットしないようにしてください。
暴れてどうにもならない時はその日は諦めて後日再挑戦したり、カットした直後に好物をあげたりして毛をカットされたら良いことが起きると思ってもらうような工夫をしてみるのも良いでしょう。
お風呂・シャンプー
モルモットは必ずしもお風呂に入れる必要はありません。またモルモット自身も水に入ることに慣れていないこともあって怖がる子もいます。
とはいえお尻の部分は糞尿の影響で茶色に変色するくらいに汚れやすく、全くお風呂に入れないのも抜け毛の多い原因になったり、皮膚にも良くはありません。
お風呂に入れるべきか入れないべきかは飼い主によっても意見が異なるところなので難しい判断ではありますが、一度試してみてモルモットが極端に嫌がるならやめておいたほうが無難でしょう。
ちなみに最近ではパウダー式の水のいらないシャンプーもありますのでそちらを試してみるのもアリですね。
\ 水のいらないシャンプー /
上記のシャンプーのように、モルモットのシャンプーは人間用ではなく必ず小動物用のものを使用してください。
もしお風呂に入れる場合の手順は以下の通り。
- モルモットが入る洗面器を用意して、そこにモルモットの足が浸かるくらいの量のぬるま湯(35℃〜37℃程度)を入れる
- 耳も含めた顔周辺にぬるま湯をかけないように注意しながら胴体を洗う(シャンプーも同様)
- 一通り洗い流し終わったらタオルで水気をよく拭き取る
- ドライヤー(人が使うものでOK)で乾かす(その時直接モルモットにドライヤーを当てるとヤケドの恐れがあるため飼い主の手を挟むようにして当てる。ちなみに冷風だと冷えすぎるのでNG)
洗うときは爪を立てずに優しく洗ってくださいね。
\ お風呂用シャンプー /
服を着せるのはNG
犬と違ってモルモットは体に衣類が着いているのを嫌います。抜け毛が落ちにくくなるかもしれませんが、その分モルモットの体に抜け落ちた毛が付き続けることになり、体調を崩す原因にもなります。
服を着せて抜け毛を予防するのはやめておきましょう。
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抜け毛掃除のポイントとオススメアイテム
モルモットの毛は細く軽いので気づかない内に色んなところへ散らばりがちです。
経験上、モルモットが歩いた場所やくつろいでいた場所に毎日コロコロをかけるだけでも抜け毛の散らばりはかなり抑えられます。
また落ちている抜け毛を放っておくとノミやダニの発生要因にもなるので少しでも快適な暮らしが送れるようにしっかりと掃除のポイントを抑えておきましょう。
今から紹介する掃除のポイントは以下の4つです。
- こまめなコロコロ
- ゴム手袋で抜け毛回収
- 霧吹きで抜け毛が舞わないように
- 空気清浄機を使って空気中の抜け毛を吸い込む
※ちなみに掃除といえばほうきですが抜け毛掃除としては使うにはほとんどの毛が舞ってしまい逆に掃除の効率が悪くなるので使わないようにしましょう。
こまめなコロコロ
定番中の定番ですがモルモットを飼っているなら必須級のアイテムです。
先ほどの繰り返しになりますが、モルモットが歩いた場所やくつろいでいた場所に毎日コロコロをかけるだけでも抜け毛の散らばりはかなり抑えられます。
そのほかにもコロコロのメリットはたくさんあります。
コロコロのメリット
- サッと取り出してすぐ掃除ができる
- コンパクトでどこにでも置いておける
- 軽いので持ち運びがラク
- 音が鳴らないので時間帯を気にせず使える
手軽な上に軽くコロコロするだけでもかなりキレイに抜け毛を取ることができるので全員にオススメできるアイテムですね。
ただコロコロは全てが完璧かと言われたらそういうわけではなくデメリットもあるのでそちらも確認しておきましょう。
コロコロのデメリット
- こまめにコロコロを使うほど粘着シートのコストがかかる
- カーペットの繊維まで取ってしまうためカーペットの寿命が短くなる
カーペットの繊維まで取ってしまうことでモルモットが糸くずを食べてしまう可能性があります。
コロコロをかけ終わった後にカーペットをチェックして繊維がほつれてきていないか確認しておくといった対策をとっておきましょう。
ゴム手袋で抜け毛回収
部屋んぽの時のカーペットやモルモットのお気に入りの毛布・寝袋などに付いている抜け毛はゴム手袋でなでるとキレイに抜け毛を回収できます。(実際にやってみると思っている以上にキレイになります)
抜け毛の掃除に関しては掃除機やコロコロよりも効果が高いといっても過言ではありません。
テレビやYouTubeを見ながらでもゴム手袋をつけてテキトーに手を動かしているだけで抜け毛を取るといったような「ながら掃除」もできるので掃除の気分になるのが苦手な方にもオススメの方法です。
ゴム手袋で掃除をするとどうしても低い体勢になるので抜け毛やホコリが顔につきやすくなります。マスクをつけて作業するようにしましょう。
ゴム手袋は一般家庭にあるようなものでもかまいませんが、どうせ掃除をするならキレイにしたいという方は、ペットの抜け毛を取るために作られたペットブラシ手袋もあります。
モルモットの抜け毛に本当に困っている方は試してみるのもアリですね。
霧吹き抜け毛が舞わないように
掃除をしたばかりなのにもう抜け毛があるという経験はありませんか?
いきなり掃除機をかけてしまうと本来吸い込めるはずだった抜け毛が舞い上がってしまうことで、掃除をしても抜け毛が残っている状態になってしまいます。
そのため掃除機をかける前に部屋全体に霧吹きをかけておくことで効率良く抜け毛を吸い込むことができます。
霧吹きは水でも問題ありませんが、天然消臭スプレーを使うことで部屋にこびりついたニオイも改善できるため一石二鳥。
マルカンの天然消臭スプレーは小動物用で天然成分を使用しているためモルモットの口に入っても安心ですね。
空気清浄機を使って空気中の抜け毛を吸い込む
空気清浄機はニオイをなくすものなんじゃないのと思われる方もいるかもしれませんが、最近の空気清浄機はそういった脱臭・消臭効果だけでなく、抜け毛やホコリまで除去してくれる機能が付いています。
とはいえ空気清浄機は気軽に買える値段ではないのでまずメリットとデメリットを確認しておきましょう。
空気清浄機のメリット
- 抜け毛やホコリを除去できる
- ニオイを抑えられる
- 音が小さい
空気清浄機のデメリット
- 他の掃除アイテムと比べて価格が高い
- 定期的なメンテナンスが必要
抜け毛対策はもちろん、音が小さいことに関して音に敏感で怖がりなモルモットと相性が良いのは大きなメリットでしょう。
逆に値段が高く定期的なメンテナンスが必要と空気清浄機を導入すること自体にハードルがあることがデメリットになります。
そもそも全て自分で抜け毛掃除をすれば空気清浄機を用意する必要はありませんが、なんだかんだいっても掃除はめんどくさいんですよね。
空気清浄機の中にはペットの抜け毛やニオイ対策に特化したものもあり、「モルモットの抜け毛が気になる。でも毎回掃除をするのは面倒くさい、、」という方にオススメです。
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衣類につく抜け毛
これまで抜け毛対策として掃除に関することを紹介してきましたが、洗剤を使って抜け毛対策をすることも可能です。
お出かけ直前によく鏡を見てみると服にモルモットの抜け毛が付いていることに気づいて急いでコロコロをかけるということはないでしょうか。
モルモットが可愛いのは間違いないのですが、体のわりに抜け毛が多いんですよね。
もしそういった悩みがある方はペットの抜け毛がつきにくくなる衣類用液体洗剤のリモサボンがオススメです。
結構前から有名な洗剤なので聞いたことがある方もいるかもしれませんが、リモサボンは離毛促進コーティングと付着帽子コーティングが施されている洗剤で、使い続けていけばいくほど抜け毛が衣類に付きにくくなるのが最大の特徴になります。
逆にデメリットはTwitterでつぶやいている方がいるように値段が高いところです。
チェックポイント
とはいえリモサボンは使用後でも全額返金保証制度があるため、試しに使ってみてイマイチなら返金してもらうといった使い方も可能です。
- 毎日のように服についた抜け毛をコロコロにかけるのが面倒
- 家を出ようとした時に抜け毛がたくさん付いていることに気づいて焦った経験がある
- モルモットがいる部屋以外にも抜け毛が飛んで掃除がとにかく大変
そんな方はリモサボンを試して抜け毛でイヤな気持ちになる現状を変えてみましょう。
使用後でも全額返金保証付き
おわりに
今回はモルモットの抜け毛対策について解説させていただきました。
掃除機の音に慣れない子、掃除中にかまってくれなくて寂しがる子など、掃除に対しての思いは飼っているモルモットの性格によっても異なります。
飼い主にとってもモルモットにとっても快適な暮らしを送れるようにどの掃除方法が一番良いのか、色々チャレンジしてみてください。