【モルモットの飼い始め】お迎え初日から1週間の掃除とお世話方法

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ついにモルモットがおうちにやってきた!

そう思ってワクワクしていたのもつかの間、モルモットがカゲに身を潜めてずっと警戒している、それどころかまともにご飯も食べないし水も飲まない!

これはモルモットをお迎えして間もない頃によく起こることではあります。

とはいえ心配で仕方がないし、あまり覗き込みすぎるのも余計怖がらせるしどうしたらいいかわからない。

今回はそんな方のためにお迎えしてから間もない時のモルモットのお世話と接し方について解説していきたいと思います。

最初に結論を出しておくと、心配でかまいたい気持ちはわかりますが、飼い始めのモルモットは特に警戒心が強いのでエサと水を用意してあげて部屋を暗くし、そっとしておいてあげるのがベストです。

そもそもモルモットの性格は臆病

モルモットは臆病な生き物です。

臆病な性格になった理由は天敵が多いことが挙げられるでしょう。

モルモットの祖先はそういった天敵から身を守るため森や高山に穴を掘って5匹〜10匹で暮らし、夜に活動をしていました。

どれくらい臆病かというと何か物が落ちた時や外で走るトラックの音にも敏感に反応してすぐにハウスなどの影に隠れてしまうほど。

特にお迎えして間もない頃は飼い主が少しでも動いただけでもすぐにハウスに直行です。

ただでさえこのような臆病な性格で知らない人間に知らない場所に連れてこられたら怖がるのはある意味当然。

そのため、はやく仲良くしたい気持ちはグッとこらえて、お迎えしてから1週間程度の期間は生活環境に慣れてもらうことに専念しましょう。

お迎えして間もない時期は、たとえ丁寧に飼育していてもモルモットから警戒されるので、そういうものだと考えて落ち込まないようにしてくださいね。

モルモットはどうすればなつく?なつくまでの期間・なついている証拠は?

お迎え初日から1週間までの接し方

  • 掃除やエサの補充はできるだけ早く終わらせてあげる
  • 部屋はできるだけ暗くしてあげる
  • ふれあいたい気持ちをグッと我慢する
  • モルモットが怖がる行為をしない

掃除やエサの補充はできるだけ早く終わらせてあげる

繰り返しになりますがモルモットは臆病な性格なため、新しい環境というだけでもかなりのストレスがかかっています。

だからといって掃除やエサ・水の交換は必ず毎日してあげないといけません。

飼い主としても掃除に慣れていないため難しいところではありますができるだけテキパキと掃除をしてあげましょう。

チェックポイント

掃除の際によくある悩みポイントはモルモットを一旦ケージの外に出すのが難しいところです。

モルモットからしてみれば自分よりめちゃくちゃ大きな生き物が捕まえようとしてくるわけですから逃げ回るのは当然ですね。

ではどうすれば良いのかというとあらかじめ掃除の際に一旦入ってもらう用のハウスを用意しておくことです。

そうすることでモルモットは自然と影に隠れられるハウスの中に入りますし、飼い主としても強引に捕まえようとして嫌われるということを防ぐことができます。

掃除のために一旦入ってもらう用のハウスはマルカンのチモシーのおうちのように底があるタイプを選びましょう。

チモシーのおうちは、名前の通りチモシーで作られているので万が一の非常食としても使えるのもメリット。

予期せぬ脱走をされないようにケージの掃除中は出入り口を塞いでおいてくださいね。

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部屋はできるだけ暗くしてあげる

モルモットは夜行性なため部屋は真っ暗にしても問題ありません。

夜は豆球くらいは付けておかないと何も見えなくなるんじゃないかと心配する方がいるかもしれませんが、むしろ部屋が暗いほどモルモットは活発に動き出すので安心してください。

その子の性格にもよりますが、部屋の電気を消すと今まで隠れていたのがウソのようにハウスから飛び出して意気揚々と探索を始める子もいます。

少しでも早く慣れてもらうために部屋は暗くしておいてあげましょう。

部屋の温湿度にも気を付けて
意外と忘れがちなのが部屋の温湿度です。
モルモットの適温は20度〜26度。湿度は40%〜60%を目安にしてください。
部屋が適温になっていることもモルモットがはやく環境に慣れてくれる条件の1つ。
特に夏と冬はエアコンを24時間付けっぱなしにしておきましょう。

ふれあいたい気持ちをグッと我慢する

いざモルモットをお迎えするとあまりの可愛さについジーッと見つめてしまいそうになりますがグッと我慢してください。

とはいえはやく仲良くしたくてしょうがないという気持ちが抑えられないという方は優しい声であいさつしたり名前を呼んでみたりして飼い主の声に慣れてもらいましょう

特に野菜を与える時はモルモットがめちゃくちゃ喜ぶのでその時に声をかけてあげると「この声が聞こえたら良いことが起きる」と思ってもらえてより懐くのがはやくなるかもしれません。

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モルモットが怖がる行為をしない

ただでさえ怖がりな性格なのにも関わらず、怖がる行為をしてしまうとなおさら怖がってなついてくれなくなるかもしれません。

飼い主に悪意が無くてもモルモットが怖がっていることを知らずにやってしまっている場合もありますので注意しましょう。

モルモットが怖がる行為

  • 抱き上げる
  • お尻を触る
  • 追いかける
  • 怒る
  • 大声を出す
  • 大きな物音を出す
  • モルモットのハウスの中に手を入れる
  • 他の動物と仲良くさせようとする

抱き上げる

抱き上げられるというのは持ち上げられている状態なので天敵に襲われていると感じてしまいます。

お尻を触る

天敵に後ろを取られて食べられてしまうと感じてしまいます。

個体の性格によってはお尻を触った手を噛みついてくる子もいるので気をつけてください。

追いかける

なんとなくイメージはつくかもしれませんが追いかけるのも襲われると思ってしまうのでやめましょう。

先ほどの繰り返しになりますが、掃除などで場所を移動してほしい場合や一旦外に出した後にケージに戻したい場合はチモシーのおうちを置いてあげると自分から入ってくれるのでオススメです。

怒る

モルモットは怒られてもそれがなぜなのかを理解できません。

むしろ怒ってしまうことでさらにモルモットを怖がらせてしまい嫌われてしまう可能性も出てきます。

なのでもしイタズラや色んなところでトイレをしても怒らないようにしてください。

大声を出す

普段から大声を出すことはあまりないかと思いますが、例えば歌を歌っている時や、何かに夢中になっている時は無意識に声が大きくなっている場合もあります。

モルモットが飼い主の声に慣れてくれるまでの間は特に大きな声は出さないように注意しましょう。

大きな物音を出す

大きな声を出すと似ていますが、突然大きな音が出るとモルモットに限らず人間でもビックリしますよね。

普通に生活していればそこまで大きな音を出す時はありませんが、誤って物を落とした時などの不意に鳴る音にモルモットはとても怖がります

不意に大きな音がなったときは目に見えない速さでハウスの中に隠れます。

ちなみに掃除機など日常的にどうしても出る音に関しては最初こそ怖がっているものの、徐々に慣れてくれるようになるので安心してください。掃除の際に部屋を暗くしたり、ケージに毛布を被せてあげると良いですね。

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モルモットのハウスの中に手を入れる

モルモットはハウスの中は自分のテリトリーだと考えています。

特にまだ環境に慣れていない時に急にハウスの中に手を入れられるとそれも怖がってしまう原因になります。

逆に環境に慣れてきたらハウスの中に手を入れてきたら前歯アタックをしてくることも。

前歯アタックの参考動画を下に貼っておきます。

前歯アタックは見た感じだと口を付けてるだけじゃないかと思うのですが、実際にやられると結構痛いので気をつけてください。

また前歯アタックをするのは「やめて!」という表現なので、これをされた時にやっていた行為はやらないようにしましょう。

これらのことから特別な用がなければハウスの中に手を入れないようにしてください

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他の動物と仲良くさせようとする

例えば犬や猫などと仲良くしてくれたら良いなと思って一緒の部屋で生活させようとする方がいますがこれは完全にNGです。

犬や猫にとってはまだしもモルモットにとっては犬や猫と常に隣合わせで暮らすのは恐怖でしかありません。

もし万が一のことがあってからでは遅いのでモルモットと他の動物は一緒に飼わないもしくは既に両方を飼っている場合は可能な限り距離を取って、絶対に近づけないようにしてください。

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エサを食べない・水を飲まない時の対処法

お迎えした直後はエサや水を口にしなくなることがあります。

モルモットが何も口にしなくなる要因として考えられるのは以下の通りです。

  • 急な環境変化に対するストレス
  • 牧草やペレットなどのエサが今までのものと違う

急な環境変化に対するストレス

対処法としては部屋を暗くして、掃除など用事がある時以外は部屋に入らないことが一番です。

新しい環境に慣れていないモルモットは他の生き物が近くにいると目の前に食べ物や飲み物があっても怖くて口にすることができません。

心配になってついこまめに様子を見にいきたくなる気持ちでいっぱいだと思いますがモルモットのためにもしばらくはそっとしてあげましょう。

水に関してはちゃんと飲めているかわかりづらいところがあるので、そういった場合はメモリ付きの給水ボトルを試してみるのもアリですね。

メモリ付きの給水ボトル

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またケージに隠れるところがないとモルモットが落ち着くことができないので必ずハウスを用意してあげてください。

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牧草やペレットなどのエサが今までのものと違う

環境変化に関わらずモルモットは食べたことのないものや、今までと違う牧草やペレットを用意しても警戒して食べてくれません。

そのため、もし全く牧草やペレットを食べてくれない時はモルモットをお迎えした場所(ペットショップやブリーダー、里親など)に連絡してどんな牧草やペレットを与えていたのか聞いてみましょう。

そしてその時に食べていたものと同じものを与えてみることで少しずつ食べてくれるようになるかもしれません。

心配ではありますがエサの用意をしたらモルモットが少しでも安心してエサを食べられるようにそっとしてあげてくださいね。

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慣れてきたらどうすればいい?

モルモットは環境に慣れてきて美味しいものをくれるとわかるとキュイキュイ鳴いたりケージから身を乗り出して早くちょうだいと言わんばかりのボディーランゲージをしてくるようになります。

名前を呼んでみたり、撫でてみて、嫌がったり目を見開いて怖がっていなければ少しづつスキンシップも増やしていきましょう。

ちなみになついてもらうには野菜を与えるのが一番効果的です。

野菜の与えすぎには注意しつつ、モルモットともっと仲良くなれるように手から野菜を与えてみてください。

飼い主の匂いが近づくと良いことが起きると思ってもらえるようになるとより一層なついてくれるようになりますよ。

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おわりに

今回はモルモットをお迎えした直後から1週間までのお世話の仕方について解説させていただきました。

じっくりと時間をかけて丁寧にお世話をしていればきっとモルモットはあなたのことを信頼してくれるはず。

この記事が少しでも参考になっていれば幸いです。

-飼い方実践