これからモルモットを飼うにあたってペット可の賃貸アパートや集合住宅を探している方もいるのではないでしょうか。
できることなら良い所に住んで飼い主としてもモルモットとしても快適な生活を送りたいものですよね。
とはいえペット可の物件を選ぶことから実際に住むところまで色んな注意点があるのも事実。
そこでこの記事では以下の4つについて解説していきたいと思います。
- ペット可の物件の注意点
- ペット可の物件にかかるお金
- モルモットの声や足音による騒音対策
- 物件探しにオススメのサイト
実際にペット可の物件に住み始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔することがないようにぜひ最後までご覧ください。
そもそもペット可の物件で飼わなければいけない?
大前提としてペットを飼うことが認められている物件でモルモットを飼うようにしてください。
もしペット不可の物件でモルモットを飼っていることがバレると、以下のような対処を取られてしまう可能性があります。
- 修繕費
- 違約金
- 強制退室
飼い主はもちろん、モルモットにとっても安心して生活できるように賃貸のルールは必ず守りましょう。
【モルモット】ペット不可の賃貸で飼うのはヤバい?バレたらどうなる?
ペット可でも物件によって条件が異なる
たとえペット可でも物件によって細かい条件は異なります。
条件の例を挙げると以下のような項目です。
- 犬ならOKだけど猫はNG
- 虫系はNG
- 小動物ならOKだけど犬や猫はNG
- 1匹ならOKだけど2匹以上はNG
チェックポイント
モルモットは小動物なのでペット可の物件なら問題なく飼える場合が多いですが、気をつけるべき点は1匹ならOKだけど2匹以上はNGという項目です。
なのでもしモルモットを2匹以上で飼いたい場合はペットを2匹以上飼ってもOKな物件を選ぶようにしてください。
またモルモットは繁殖しやすく、1度の繁殖で数匹生まれるのでオスとメスを一緒に飼ってうっかり繁殖してしまったということがないように注意が必要です。
賃貸のルールを読む面倒ですが、後になってこういった条件に気づいてしまったということがないようにしっかりと読み込んでおきましょう。
【モルモット】他の動物と一緒に飼う相性リスト【仲良く同居できる?】
ペット可の物件は費用が高め
ペット可の物件は一般的な賃貸と比べて費用が高くなることが多くなります。
費用が高くなる項目は以下の3つです。
- 家賃
- 初期費用
- 退去時
以下から1つずつ深掘りしていきます。
モルモットを飼うのは案外お金がかかるものですね。
【モルモット】初期費用・1ヶ月の飼育でどのくらいお金がかかる?もし飼えなくなったらどうする?
家賃が高くなることが多い
ペット可の物件は一般の賃貸物件と比べて家賃が10%〜20%程度高くなる傾向にあります。
その理由はペット可の物件自体が少なく、近年はペットを飼う方が増えているからです。
最近ではペットと一緒に住むことを前提に建てられたペット共生型物件も多くなってきています。
また
- 築年数
- 駅の近さ
- スーパーの近さ
といった条件が一般の賃貸と同じでもペット可の物件の方が高いことが多いです。
初期費用が高い
ペット可の物件は家賃が高めなだけでなく、敷金や礼金も一般の賃貸と比べて高めに設定されていることが多いのも特徴の1つです。
一般賃貸 | ペット可賃貸 | |
敷金 | 0〜3ヶ月 | 0〜4ヶ月 |
礼金 | 0〜3ヶ月 | 0〜4ヶ月 |
物件によって敷金や礼金は大きく異なるので下調べは必須と言えるでしょう。
ちなみに同じ部屋であってもペットを飼う場合と飼わない場合とで敷金や礼金が異なる場合もあります。
退去時の費用が高くなる可能性がある
退去時の修繕箇所としては
- 壁紙のキズ
- 床の汚れ
- 水回りのカビ
といったものがありますが、ペットを飼っているとどうしても汚れやすくなったり、キズをつけてしまいがち。また染み付いた動物臭の清掃も必要でしょう。
当然ではありますが、その分修理代も一般の賃貸に比べて高くなってしまいます。
モルモットはほとんどの子がトイレを覚えることができないので、床におしっこをしてシミが残ってしまうことも。
そのため床が汚れずお手入れもしやすいジョイントマットなどを敷いて清潔さを保つことを心がけましょう。
モルモットの鳴き声や足音が騒音になることも
モルモットは元々5匹〜10匹の群れで生活していた生き物なのでコミュニケーションのためによく鳴きます。また走り回る時の足音も想像以上に大きく下に響きます。
小さな生き物とは思えないくらい大きな音を出すのでそれが騒音となって近所迷惑になることも考えられるでしょう。
そこでここからは
- 鳴き声
- 足音
の2つが騒音になる理由を紹介します。
鳴き声
モルモットは感情表現をするために色んな声を出して飼い主に伝えてきます。
鳴き声の種類とその感情は以下の通りです。
クイクイ・プイプイ | ごきげんな時 |
クックックック | 散歩している時・楽しい時 |
キュイキュイ・キュイー! | ご飯がほしい時・おやつをおねだりする時 |
グルルル・グルグル | 不快な時 |
キッ! | 痛い時 |
野菜などのおやつを求めてキュイキュイ鳴く時は特にうるさく、思わず耳をふさぎたくなるほどなので近所迷惑になってしまうかもしれません。
モルモットは怒られている理由が理解できないので鳴き声をやめさせるために怒らないようにしてください。
足音
意外と知られていないのがモルモットの足音のうるささです。
- 足音のうるささを実感した話
- 実際の経験談として2階建ての家の2階でモルモットを飼っていて自分が1階にいた時に「なんか上からドタドタ音が聞こえてくるな」と思ったことがよくありました。
「まさかモルモットがこんな大きな足音を出せるはずがない」と思っていたのですが、2階に上がって確認するとモルモットが運動会のように走り回っていてそれが1階に響いていることがわかったんです。
このようにモルモットの足音は思っている以上に下に響きます。
天井裏からネズミの足音が聞こえるといった話もありますよね。
モルモットの騒音対策にオススメのアイテム
上記でモルモットは思っている以上にうるさい生き物だということをお伝えさせていただきました。
うるさいのも飼い主にとっては可愛いくてたまらないのですが、興味のない方からすると迷惑になってしまうというのも事実。
そこでここからはモルモットの騒音対策にオススメの方法とアイテムを紹介していきます。
防音マット
賃貸に住むとどうしても下に響く音は気になりますよね。
とはいえ細かいところまで「こういうのって下に響いているのか心配だなあ」と不安に思っていると疲れてしまうもの。
なので防音性のあるマットを使ってモルモットの足音はもちろん、気になる生活音を和らげてみるのもアリですね。
マットの種類によっては防音効果以外にも色んな機能を持ったものがあります。
- 弾力性
- 保温性
- 床暖房対応
- 防水加工
- ジョイント式
モルモットはトイレを覚えることができないので至る所におしっこの跡やうんちが落ちていることが多いのではないでしょうか。
なので掃除が面倒だなという方には汚れた部分だけを洗ったり新しい物に交換できるジョイントマットがオススメです。
モルモットの足音を抑えつつ、掃除もラクになると精神的なメリットも大きいですね。
防音シート
防音シートは
- 部屋から外に出ていく音
- 外から部屋に入ってくる音
を抑えるためのアイテムです。
これまでお伝えしてきた通り、モルモットは思っている以上に音を出す生き物なので防音対策として防音シートを貼ることも有効な手段と言えるでしょう。
昔はロール型のような大きくて重たい使いづらい物が多かったのですが、最近はジョイントマットのように片手で持てるほど軽量なのでめんどくささが無くなっているのもメリットですね。
防音の物件を選ぶ
これはアイテムとは少し外れた要素になりますが、そもそも防音性の高い物件に住むことで騒音に悩むこともなくなります。
建物の構造としてよく挙げられるのが以下の3つです。
- 木造
- 鉄筋
- 鉄骨
この中で1番防音性に優れるのは鉄筋で、その中でも鉄筋コンクリートが最も防音性が高くなります。
理由は鉄筋コンクリートの建物の気密性が高いからです。
なかなか最適な物件を探すのは難しいですが、根本的な騒音対策として物件の構造にも注目してみるのもアリですね。
物件探しにオススメのサイト
単純に物件を探すだけなら賃貸物件の大手会社はたくさんあります。
もちろん上記のような大手から物件を選ぶのもアリですがペット可の物件に特化するならペットホームウェブという賃貸物件探しのサイトもオススメです。
チェックポイント
ペットホームウェブの最大の特徴はペット可もしくはペット相談可の物件だけしか掲載していないということです。
上の画像の通り67万を超えるペット可の賃貸物件が掲載されているのでモルモットと快適に暮らせる場所を見つけやすくなるでしょう。
となりの部屋の人にあいさつをしておこう
最近は近所付き合いは少なくなりましたが、できれば周りの住人にあいさつをしておくことをオススメします。
あいさつの時に「モルモットを飼っています」と合わせて説明しておくことでモルモットのニオイや音をある程度理解してもらえることが多くなります。
賃貸のルールをしっかり守って飼い主にとってもモルモットにとっても安心して暮らせる環境を整えていきましょう。