モルモットと一緒に寝るというシチュエーションは一度は経験してみたいものですよね。
結論から言うと至近距離で一緒に寝ることはオススメしませんが、一定の距離を取っていれば一緒に寝ることは可能です。とはいえ場合によってはモルモットが大けがすることもあり、手放しに一緒に寝て大丈夫と言えないのも事実。
そこで今回はモルモットと一緒に寝たいと言う方に向けて以下のような流れでおはなしさせていただきます。
記事の流れ
- モルモットと一緒に寝るために知っておくべきこと
- モルモットと一緒に寝る時に気を付けること
- モルモットと一緒に寝る方法
お互いが触れ合う距離で一緒に寝るとモルモットが飼い主の下敷きになる可能性があるのでそういった寝方はやめておきましょう。
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モルモットと一緒に寝るために必要なこと
モルモットと一緒に寝る上でまずは事前準備が必要です。
「準備なんて面倒くさいよ!」と思われそうですが、準備が整っていないと一緒に寝る以前にそもそもモルモットが近づいてきてくれないことも普通にあり得ます。
ここではモルモットと一緒に寝るためにどのようなことを知っておく必要があるのかを紹介していきます。
モルモットの性格や特徴を知る
モルモットの性格や特徴は大体こんな感じです。
- 怖がり
- 警戒心が強い
- 穏やかでおとなしい
- 好奇心旺盛でなんでもかじる
- 環境変化に弱い
このことから言えるのは日頃からとにかく優しく丁寧にお世話をしてあげることが大切だということ。この前提がないとモルモットは飼い主に近づこうとすら思ってくれません。
また興味のあるものはかじる習性があります。人間に例えると気になったものは手にとって確かめてみるような感覚でしょう。
かじられて困る物や飲み込んでしまいそうな物をモルモットの行動範囲に置いておかないことも大切ですね。
なついてもらう
モルモット一緒に寝るためにはなついてくれていることが必須です。繰り返しになりますが、飼い主に近づいてくるのは、なついているからできることでなついてくれていなければ一緒に寝たくても近寄ってきてくれません。
モルモットが怖がりで警戒心が強い性格なこともあって、なついていることの重要性は他の動物と比べても高いでしょう。
実際になついてもらうための方法として次のようなものがあります。
- 安心できる環境を作る
- 鳴き声でどんな感情になっているか読み取る
- 飼い主に慣れてもらう
優しく接して安心して暮らせる環境を作っていれば、きっとなついてくれるようになります。
なつくまでの期間は飼い始めてから3ヶ月〜半年くらいはかかりますが、焦らずになついてくれるまで気長にまってあげることも大切ですね。
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嫌がることをしない
「そんなの当たり前でしょ!」と言われそうですが、モルモットが嫌がっていることに気づかずに嫌がることをやってしまっている場合もあります。
モルモットと一緒に寝るなら仲良く一緒に寝たいですよね。
そのためにもモルモットが嫌がることを無意識にやっていないか確認してきましょう。
モルモットが嫌がること
- 抱き上げる
- お尻を触る
- 追いかける
- 怒る
- 大声を出す
- 大きな物音を出す
- モルモットのハウスの中に手を入れる
- 他の動物と仲良くさせようとする
モルモットと一緒に寝る時に気を付けること
モルモットと一緒に寝る上で注意しなければいけないことはたくさんあります。
モルモットが好きすぎてそこばかりに集中し、他のことを考えずにいるとケガをさせてしまうこともあるので要注意。
気持ちはわかるんですけどね。
ここからはモルモット一緒に寝る時に気を付けることを解説していきます。その内容は以下の通りです。
注意点
- 至近距離で一緒に寝ない
- 誤飲するものがないか確認
- モルモットが寝る位置
- ニオイ
- ベッドで寝ない
- 無理やり一緒に寝させようとしない
項目は多いですが、可愛いモルモットがケガすることのないように1つ1つ確認していきましょう。
至近距離で一緒に寝ない
お互いが触れ合うような至近距離で一緒に寝ると、飼い主が寝返りをうった時にモルモットを踏んでしまう可能性があります。
人間が寝返りを打つ回数はおよそ1晩で20回〜40回と言われています。
これだけ無意識のうちに動いていると、いつかモルモットを踏んでしまうのもご理解いただけるのではないでしょうか。
「上の画像見たいなことをしたかったのに!」という気持ちはほんっとうによくわかりますが、リスクを考えるとどうしてもオススメすることはできません。
幸せな気持ちで寝たのに起きたら絶望した、なんて考えたくもないですよね。
また、上記の寝返りの回数を見てわかるように「自分は寝相が良いから大丈夫」という方でも悲しいことが起こる可能性はあるので至近距離で一緒に寝るのはやめておきましょう。
後述しますが、こういったリスクを抑えるために完全に一緒に寝るのではなくフェンス越しで一緒に寝る程度にとどめておくことをオススメします。
誤飲するものがないかの確認
モルモットは好奇心が旺盛なので気になったものはとにかく舐めて噛んで場合によっては飲み込んでしまうこともあります。
なので一緒に寝る場所に誤飲されそうなものが落ちていないか必ずチェックしておきましょう。
つまようじや画びょうなどのとがった物は特に危ないので要注意。
余談ですが、モルモットに限らずペットが誤飲することが多いことをご存知でしょうか。
例えば犬が誤飲して保険に請求する数は1ヶ月で2000件近くもあるんです。
犬ですらこれだけ誤飲することを考えると、モルモットは特に気をつけなければいけないということが見て取れます。
一緒に寝る時だけでなく普段からモルモットが間違って飲み込んでしまいそうな物がないかの確認はしておいた方が良さそうですね。
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モルモットが寝る位置
モルモットが寝る位置として気をつけるのは以下の2点。
- エアコンやヒーターの風が直接当たる場所
- 直射日光の当たる場所
このように温度変化の激しいところで寝ると体調に影響が出る可能性があるので気をつけておきましょう。
もちろん飼い主であるあなたも体調には注意してくださいね。
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ニオイ
モルモットは嗅覚が非常に優れているのでニオイに敏感。
香水などのニオイが強い物をつけているとモルモットが近寄ってきてくれないかもしれません。また近寄ってくれてもニオイがストレスになる場合もあります。
人間でも同じように香水のキツい人の近くにいると酔うことがありますよね。
逆に新しい服やモルモットに使う物など今まで嗅いだことのないニオイに対して警戒することもあるので、できるだけ今まで通りを演出してあげることも大切です。
ベッドで寝ない
ベッドがダメな理由は以下の3つです。
- ベッドから落下する可能性
- 清潔性
- モルモットが好きなタイミングで飲食できなくなる
飼い主が寝返りをうった時に踏んでしまうだけでなく、モルモットを押してベッドから落としてしまうこともあります。
またモルモットは糞尿が多いので、あっという間にベッドが汚れることは覚悟しておきましょう。
さらにモルモットは常に食べて健康を維持する生き物なのでベッドに移されると好きなタイミングで牧草を食べたり水を飲んだりできなくなることもデメリットです。
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無理やり一緒に寝させようとしない
モルモットがケージに戻りたがっていたり、抱っこしようとしてもスルッと逃げていく時は無理やり一緒に寝させようとしないようにしてください。
あんまり強引にすると嫌われてしまうかもしれません。
優しく丁寧に接してあげましょう。
そんなの当たり前だねと思ったあなたはバッチリですね。
モルモットと一緒に寝る方法
まず前提として、モルモットと一緒に寝るには信頼してもらっていることが必須です。
その上で安全にモルモットと一緒に寝る方法を3つ紹介します。
- 添い寝ができるスペースを確保する
- 一定の距離を取って寝る
- ハウスの中で寝てもらう
モルモットと一緒に寝られるまであと少し。飼い主もモルモットも安心して眠れるように最後までしっかり読んでおきましょう。
添い寝ができるスペースを確保する
そもそも添い寝ができる場所がないと一緒に寝ることはできません。
無理やり窮屈な体勢で寝ようとすると飼い主の体を痛めることになりますのでやめておいてくださいね。
ちなみに添い寝するにあたって必然的に放し飼いをすることになるので事前に部屋んぽに慣れておいてもらう必要があります。
いきなり放牧させて一緒に寝ようとしてもモルモットが怖がってそれどころではなくなるので、まずはゆっくり時間をかけて部屋を散歩して環境に慣れてもらうことが大切です。
一定の距離をとって寝る
モルモットと一緒に寝る上で1番怖いのは寝ている間に無意識で踏んでしまうことです。
このことから完全に同じ布団で寝るのはどうしてもオススメはできません。
その他にも
- 布団に潜り込んで苦しくなったり
- 暑くなったりした時に出口がわからなくなる
ということもデメリットとして考えられるでしょう。
なのでモルモットと一緒に寝るときは適切な距離を取って悲しいことが起こらないようにしてください。
さらにデメリットがあるのはモルモットだけではありません。
一定の距離を取って寝ていないと飼い主としてもモルモットを踏み潰してしまわないか気にしながら寝ることになるので睡眠の質が落ちてしまう可能性があります。
ハウスの中で寝てもらう
モルモットは暗い場所が好きなので寝る時もハウスなどの暗い場所に移動して寝ることが多いです。
そのためモルモットに寝てほしい位置にハウスを設置してあげると自然とハウスの中に入ってくれるようになるでしょう。
ハウスの中で寝てもらうメリット
- モルモットが安心して寝ることができる
- 万が一飼い主が寝返りをうってもハウスがモルモットを守ってくれる
- ハウスを持ってこればいいだけなので準備がラク
チェックポイント
最初のうちはモルモットが寝る場所・隠れる場所を複数作っておいて、どこがお気に入りか確認し、1番気に入ってそうな場所をメインの添い寝場所にするのがオススメです。
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おわりに
「モルモットとくっついて寝るのが夢だったのに」という思いは痛いくらいにわかります。ペットと一緒に寝ることはペットを飼えば必ずやってみたくなることの1つではないでしょうか。
ですが今回紹介させていただいた通り、モルモットと至近距離で一緒に寝ることはどうしてもオススメできません。
ペットと一緒に寝ていて誤って踏んでしまって、、ということも実際にある話です。
なのでモルモットは一緒に寝る時は必ず一定の距離感で寝るようにしてください。
「やっぱり一緒に寝たい」という気持ちはわかるんですけどね。