最近は様々なメデイアでモルモットが紹介されていることが多くなりましたよね。
またモルカーというアニメも人気で「モルモットを飼ってみようかな」と思い始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえペットを飼うわけですから、後先考えずにモルモットをお迎えするわけにもいかないもの。
さらにモルモットを飼うのに必要なものは想像以上に多くお金もかかります。
この記事を読みに来られているということは、衝動で飼おうとせずにしっかりモルモットについて調べようとしている方だと思います。
テキトーに飼おうとしている方はこの記事を読もうと思わないですからね。
この記事でモルモットを飼って後悔する人の特徴を把握して、ご自身でも問題なくモルモットを飼えるか検討してみてください。
モルモットを飼いたい方はこちら
モルモットを飼って後悔する人の特徴
経験上、モルモットを飼うのは思っている以上に大変です。
「いきなりそんなこと言わないでよ」と言われそうですが、良いことばかり書いて飼ってから後悔してほしくないですからね。
モルモットに限った話ではありませんが、実際にペットを飼って後悔した方も一定数います。
チェックポイント
「15%だけか」と思うかもしれませんが、これは飼い始めて1年未満の方を対象にしたデータです。つまり飼い始めてまだ時間が経っていない段階からすでに後悔している方がこれだけいるということになります。
では実際にモルモットを飼って後悔する人の特徴はどんなものがあるかを紹介していきたいと思います。
具体的な内容は以下の通りです。
- 毎日お世話をするのが面倒
- お金に余裕がない
- 時間がない
- 旅行が好き
- 清潔な部屋に住みたい
- 衝動買いをしがち
- すぐになついてほしい
- ペット不可の賃貸に住んでいる
- 一緒に住んでいる人が反対している
逆に言うとこれらに当てはまらないほどモルモットを飼うのに向いているということになります。
項目は多いですが、1つ1つ確認してくださいね。
⇒【ケージを先に用意しないのは絶対NG】掃除がしやすくて安いオススメ人気ケージ4選!
毎日お世話をするのが面倒
モルモットは糞尿が多い生き物です。1日のうんちの量は100個を超えることもよくあります。
そのため毎日の掃除は必要不可欠です。
運動のために部屋んぽをさせる必要もあるのですが、その時は色んな場所でおしっこうんちを撒き散らすのでその分掃除も大変。
疲れがたまってしょうがない時に
- 今日はしんどいからいいや
- 1日くらい大丈夫でしょ
というように思ってしまう方は飼ってから後悔する確率が高いのかもしれません。
本当にモルモットが可愛くて仕方なくなるとお世話をすることさえも幸せになるんですけどね。
モルモットの掃除が大変めんどくさい方にオススメの便利グッズランキング
お金に余裕がない
もちろん嫌味ではありませんがお金に余裕がないとモルモットは飼えません。
初期費用 | 1ヶ月の費用 |
約1万5000円〜4万円 | 約5000円〜 |
モルモットに必要なものは思っている以上に多く、最低でも以下の5つは初めから準備する必要があります。
チェックポイント
このことから、お金は初期費用だけで数万円、1ヶ月にかかる費用は最低でも5000円はかかるでしょう。
1ヶ月にかかる費用に関して夏や冬はエアコンを付けっぱなしにするので電気代が多くなり、さらにお金がかかります。また高い食べ物にするなどそれぞれの生活スタイルによっては月に1万円を超えることも珍しくありません。
このことから今の生活で手一杯な方はモルモットを飼うのは少し厳しいかなというのが正直なところです。
【モルモット】初期費用・1ヶ月の飼育でどのくらいお金がかかる?もし飼えなくなったらどうする?
時間がない
「モルモットは好きなんだけど時間がなくて結局ふれあいの時間がない」というのもよくある後悔パターンの1つです。
- 学校の勉強や部活動で忙しい
- 仕事で帰ってくるのが遅い
- 育児で時間がない
といった忙しい方でもモルモットの時間を作る必要があります。
その中でも必ず確保しなければいけないのは掃除の時間です。掃除は慣れれば5分でできますが、最初は勝手がわからないので30分くらいかかるかもしれません。
またモルモットとのふれあい(部屋んぽ)の時間も必要です。
犬のように外に散歩しに行く必要はありませんが、モルモットも1日30分くらいは部屋の中で散歩をさせてあげる必要があります。
特に飼い始めて間もない時の部屋んぽは
- コードをかじらないか
- 床にとがった物やモルモットが食べてしまいそうな物が落ちていないか
- そもそも怖がって歩き出してくれない
といったようにじっと見てあげなくてはいけないこともあり、「思った以上に時間がかかって大変」ということもあるでしょう。
モルモットの性格にもよりますが、かまってもらえないと寂しがる子もいるのでそういった場合はスキンシップの時間も入れると1日30分〜1時間くらいはモルモットに時間を費やすことになります。
モルモットはどうすればなつく?なつくまでの期間・なついている証拠は?
旅行が好き
モルモットは糞尿が多いため必ず毎日掃除をしてあげる必要があります。
日帰りなら大丈夫ですが泊まりの旅行はできなくなると思っておいてください。
とはいえ一応こういった
- 旅行
- 出張
- 育児
といった一時的にお世話ができない時に備えた対処法はありますので他の項目に比べてまだ後悔する可能性は低いのかもしれません。
【モルモット留守番】旅行・出張・育児などで一時的にお世話ができない時の具体的な対処法
ただいつもと違う環境に対してのストレスに弱いモルモットにとっては、できるだけ同じ環境で生活するのが望ましい状態といえます。
もちろんどこにも行けないという訳ではありませんが、今までに比べて気軽に旅行に行くことができなくなるでしょう。
清潔な部屋に住みたい
何度も繰り返しになりますが、モルモットは糞尿の多い生き物です。
- 住む場所は清潔にしていたい
- 部屋につくニオイが気になる
- 潔癖症
こういった方がモルモットを飼うとほぼ確実に後悔します笑
どれだけ掃除をしているつもりでもモルモットの抜け毛や牧草の破片が飼っている部屋だけでなく家中から出てきます。
また実際に飼ってみるとわかるのですがニオイは
- モルモット自身のニオイや
- 糞尿だけでなく
牧草も独特かつ強めのニオイを発するので「まさかモルモット以外でニオイに悩まされるなんて」ということがないように参考にしておいてくださいね。
衝動買いをしがち
ちょっとした日用品からアクセサリーなどの高価なものまで衝動買いをしがちな方はモルモットを飼うことについて一度冷静になった方がいいのかもしれません。
実際に理想と現実とのギャップで飼育放棄する方も多くなっています。
※海外ではこういったペットを雑に扱う人が増えたことの対策として、ペットショップでの犬と猫の販売を禁止する国が増えてきており今後もその傾向が強くなるようです。
- たまたま寄ったペットショップで一目惚れして
- モルカーを見て
- 子供にお願いされて
飼う理由は様々ですがモルモットを飼うことによるデメリットもしっかりと確認しておくと良いですね。
すぐになついてほしい
「とにかく早くなついてほしい」という思いからペットをお迎えしてすぐにスキンシップを取りたい方にモルモットはオススメできません。
チェックポイント
モルモットは警戒心が強く臆病な性格なため、飼い主のことを信頼してくれるまで早くても3ヶ月はかかると思っておいた方が良いです。
信頼関係が築けていない状態でモルモットに触ろうとしても、なつくどころか怖がられて余計になついてくれるまで時間がかかるようになります。
実際に飼い始めて間もない頃は
- 少しでも人や物が動く
- 少しでも音が鳴る
- 電気を付ける
といっただけでも一目散にハウスの中に隠れてしまうほどでした。
なので「早くなついていっぱい遊びたい」と考えている方は、思うようになついてくれずに「こんなはずじゃなかった」とイヤになってくる可能性が高いと言えるでしょう。
少しずつ信頼してくれるようになる過程もそれはそれで楽しいんですけどね。
なついてもらうためにやっておいた方が良いこと・なつくまでの期間について知りたい方はこちら⇒
ペット不可の賃貸に住んでいる
そもそもペット不可の賃貸の場合はモルモットを飼うことはできません。
もしペット不可の賃貸でモルモットを飼っていることがバレたら以下のような厳しい処分を受ける可能性があります。
- 強制退去
- クリーニング代の請求
- モルモットを手放す
また1番バレやすい理由は鳴き声です。
「小動物だしバレないでしょう」と思っていてもモルモットの鳴き声(特にエサの要求)がかなりうるさい時があり、これがめちゃくちゃ響きます。
ペット不可の賃貸でモルモットを飼っていることがバレた場合どうなる?
例外的にペット不可の賃貸でも小動物はOKというところもありますので、1度大家さんにモルモットを飼ってもいいか確認してみてください。
【騒音対策】モルモットをペット可の賃貸アパートや集合住宅で飼う時の注意点
一緒に住んでいる人が反対している
モルモットは必ず毎日お世話をしなければいけない動物なので、もし自分がしばらくお世話ができないことになっても大丈夫なように一緒に住んでいる人の許可が必須です。
- ペットの別れが辛いからイヤ
- ネズミが苦手
というようにモルモットを飼うことを嫌がる理由は色々あります。
ネズミ自体が苦手と言われるとちょっと厳しいのかなと思いますが、単に不安そうにしているならモルモットについてしっかり勉強して1つ1つ説明すれば納得してくれることもあるでしょう。
私自身、モルモットを飼いたいと家族に言うと反対され、納得してもらうまで3ヶ月ほどかかりました。
チェックポイント
仮に反対されたまま強引に飼い始めても家族の協力が得られなければ1番の被害者はモルモットになってしまいます。
モルモットを飼ってもいいか家族の許可は必ず取るようにしましょう。
モルモットを飼うデメリット
ここまではモルモットを飼うと後悔する人の特徴を紹介してきましたが、ここからは実際にモルモットを飼った時のデメリットを紹介していきたいと思います。
実際に飼っているところを想像してモルモットを飼っても大丈夫そうかの参考にしてみてください。
具体的なモルモットを飼うことによるデメリットは以下の通りです。
- 鳴き声がうるさい時がある
- 掃除が大変
- クサイ
- 何でも噛む
- お金がかかる
- 室温をモルモットに合わせなければいけない
- わがまま
ペットを飼っていると本来こういった良くないことですら可愛く感じるものですが、ここではあえてデメリットとして表現させていただきます。
鳴き声がうるさい時がある
まだ環境に慣れていないモルモットは警戒心から鳴くことはほとんどありません。ですが逆に飼い主になついて生活環境に慣れてくるとよく鳴くようになりうるさいと思うレベルで鳴くこともあります。
寝たい時にサイレンのように鳴かれると眠れない時があるかもしれません。
元々モルモットは夜行性のため夜になると活発に動き始める傾向にあります。ただ飼い主の生活リズムに合わせることができるので次第に昼行性に変化する場合が多く夜泣きをすることも少なくなる印象です。
またこの大きな鳴き声から賃貸に住んでいる場合は近所の人に迷惑がかかる可能性もあるでしょう。
【騒音対策】モルモットをペット可の賃貸アパートや集合住宅で飼う時の注意点
掃除が大変
可愛いモルモットのためなら掃除も全然苦しくない方もいますが、モルモットは好きだけどやっぱり掃除は大変だなあという方もいるのではないでしょうか。
実際に細かく掃除しようとなると、もはやキリがないレベルで大変なのでこれもモルモットを飼うことによるデメリットになります。
具体的にモルモットに使う物の掃除の頻度は以下の通りです。
掃除・お手入れの頻度 | 備考 | |
牧草 | 1日2回(朝・夕) | 食べるスピードが早ければもっと回数が増える |
水 | 1日2回(朝・夕) | 常に清潔な水を飲んでもらうためになるべくこまめな交換を |
食器 | 毎日 | ペレットの食器は特に洗っていないと固まってくるので注意 |
ペットシーツ | 毎日 | 汚れ具合によっては1日2回交換することもある |
床材 | 3日に1回 | 床材の種類にもよるが糞尿でかなり汚れやすい |
ケージ全体 | 1ヶ月に1回 | ケージの繋ぎ目などに汚れが溜まりやすい |
このようにモルモットに使う物の掃除の種類だけでもこれだけあります。特にケージ全体の掃除はケージ自体が重く動かすだけでも一苦労。
一応キャスター付きのケージを選ぶという手もあるんですけどね。
【モルモット】オススメしないケージの置き場所・掃除の頻度はどのくらい必要?
また掃除はモルモットが使うものだけでなく、抜け毛の掃除もかなり大変です。
- コロコロ
- ゴム手袋
- 霧吹き
- 空気清浄機
といった色んな掃除アイテムを使ったり、モルモットにブラッシングをして抜け毛の対策をしていないと気付けば服や髪の毛にまで抜け毛が付くようになると言っても過言ではありません。
もしここまで読んでいてそれでもモルモットを飼いたいなと思っている方は抜け毛の対策を今のうちから考えておくことをオススメします。
合わせて読みたい
何でも噛むのでうかつに物を置けない
モルモットは気になるものがあれば何でも噛む習性があります。
人間で例えると気になったものを手に取ってみるような感じですね。
何でも噛むことによるデメリットは主に2つです。
- うかつにモルモットの部屋に物を置けなくなる
- モルモットが色んな物をかじったり誤飲する可能性がある
壊されたくないような大切な物はモルモットの部屋に置かないようにしましょう。
またモルモットがかじったり誤飲すると危ない物は以下の通りです。
- ケージの柵
- コード
- ペットシーツ・紙類
- 薬
- 鉛筆や画びょうなどの尖った物
場合によってはモルモットを飼うために部屋のレイアウトを大きく変えなければいけないことも考えられるでしょう。
モルモットがなんでも噛む理由と対策【痛いくらい噛む力が強い】
クサイ
モルモットを飼う以上はニオイからは逃げられません。
- モルモットの体臭
- 糞尿
- 牧草
モルモットの体臭は縄張り意識が強くマーキングをよく行うオスの方が強い傾向にあります。
また品種や性別、年齢に限らずほとんどのモルモットはトイレを覚えることができないので色んな場所にうんちやおしっこが散らばります。その分ニオイもきつくなるのはある意味当然。
モルモットを飼うと部屋がクサくなることは覚悟しておきましょう。
さらに先ほども触れました通り、牧草は独特なニオイを発します。嫌なニオイというわけではありませんが想像以上にニオイが強いです。
「牧草のニオイってこんな部屋に染み付くんだ」と思ったくらいです。
このことから部屋を良い香りにしておきたい方にとってモルモットを飼うことは大きなデメリットになるでしょう。
【比較表付き】モルモットとハムスターの違い13選!飼いやすいのはどっち?
お金がかかる
モルモットを飼って後悔する人の特徴の、お金に余裕がないという内容の繰り返しになりますが、モルモットを飼うことで今まで以上に出費が増えることは避けられません。
これまでちょっと贅沢していたことができなくなることもあるでしょう。
またモルモットは完全草食動物で体のわりにめちゃくちゃ食べるので
- 牧草
- ペレット
- 野菜・果物
といった食費はもちろん、糞尿も多いので
- ペットシーツ
- お掃除グッズ
のような日用品も買うことになります。
さらに夏や冬は必ずエアコンを付けっぱなしにしておく必要があるので、どうしても出費が多くなりがちです。
お金の話はなんだか気が重くなりますが、実際にお金にある程度の余裕がないと飼い主もモルモットも安心して暮らすことができません。
- 生活にゆとりがない
- 今はお金を貯めていたい
- モルモットを飼うことで今までやっていた贅沢ができなくなるのがイヤ
こういった方は本当にモルモットを飼えるかどうか、もう1度冷静に考えてみるのもアリですね。
【モルモット】初期費用・1ヶ月の飼育でどのくらいお金がかかる?もし飼えなくなったらどうする?
室温をモルモットに合わせなければいけない
モルモットを飼うと意識し続けなければいけないのが温度管理です。
モルモットの適温は以下の通り。
温度 | 20℃〜26℃ |
湿度 | 40%〜60% |
基本的には人間が快適と感じる環境と同じくらいですが、真夏に20℃〜26℃の環境に慣れてしまうと外に出た時の温度差で体調を崩してしまう可能性が高まります。
また冷え性の方はクーラーの効いた部屋に居続けることが苦痛になるかもしれません。
経験上、こういった身体的な意味でも、しっかり適温をキープできているかという精神的な意味でもわりと大変です。
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わがまま
「わがままなところが可愛いんじゃないか!」と思う方は問題ありませんが、きっちりしつけをしたいと考えている方にとってはわがままというのは大きなデメリットになります。
そもそもモルモットはしつけができません。
なのでもしモルモットがわがままだと感じてもなおすのは不可能です。
このことから実際にモルモットを飼ったらモルモットに対して怒ったり注意することはやめておきましょう。なぜ怒られているのかモルモットは理解できないどころか余計に飼い主のことを嫌ってわがままになることも考えられます。
もちろん人によって感じ方も異なりますが、自由気ままでわがままなペットは嫌だという方にとってモルモットを飼うことはデメリットが大きいと言えるでしょう。
モルモットに嫌われる人に共通する行為3選![知らないうちに嫌われてるかも?]
おわりに
今回はモルモットを飼って後悔する人の特徴とモルモットを飼うことによるデメリットを紹介させていただきました。
モルモットはよく鳴き、よく糞尿をする生き物です。
「こんなはずじゃなかった」ということがないように事前にモルモットの飼い方について色々調べてみてくださいね。