【比較表付き】モルモットとハムスターの違い13選!飼いやすいのはどっち?

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モルモットとハムスターってなんだか似ていますよね。

モルモットはハムスターが大きくなっただけというイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。

もちろん大きさの違いはありますが、それだけでなく実際のところはモルモットとハムスターの違いはかなり多く、大体同じでしょうと適当に飼ってしまうと後から後悔してしまうかもしれません。

そこで今回はモルモットとハムスターのどちらを飼おうか迷っている方に向けてそれぞれの違うところを比較していこうと思います。

モルモットとハムスターのどっちが自分にとって合っているか確かめてみましょう。

比較表

タイトル性格大きさと体重身体能力頭の良さケージのサイズ適温食べ物生活リズムトイレを覚えるか鳴き声ニオイ寿命費用

モルモット
おだやか
おとなしい
怖がり
警戒心が強い
好奇心旺盛
社会性がある
20cm〜30cm
700g〜1200g
運動能力 普通
視覚 悪い
聴覚 良い
嗅覚 良い
社会性を持てるほど頭が良い幅60cmx奥行45cmx高さ30〜40cm適温20℃〜26℃
湿度40%〜60%
・牧草
・ペレット
・野菜、果物
・野草など
夜行性(昼行性にもなれる)ほとんどの子が覚えない・色んな種類がある
・うるさい時もある
それなりにニオイがある約4年〜6年・初期費用2万円〜5万円程度
・1ヶ月にかかる費用5000円程度

ハムスター
おっとり
怖がり
警戒心が強い
縄張り意識がある
7cm〜20cm
85g〜150g
運動能力 良い
視覚 悪い
聴覚 良い
嗅覚 良い
・迷路の道を覚えて脱出できる
・トイレを覚える子が多い
・大きいハムスターの場合 幅60cmx奥行45cm×高さ30cm
・小さいハムスターの場合
幅45cmx奥行30cm×高さ25cm
適温20℃〜26℃
湿度40%〜60%
・牧草
・実
・種
・チーズ
・昆虫など
夜行性品種によって覚えやすさが異なる・色んな種類がある
・うるさくはない
あまり気にならない約2年〜3年・初期費用1万円程度
・1ヶ月にかかる費用1000円〜2000円程度

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  • モルモットとハムスターのどっちを飼おうか迷っている
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性格

結論から言うと性格に関しては似ているところが多いです。

モルモットもハムスターも捕食される側の生き物なので、飼い始めは特に警戒心が強い子がほとんどでしょう。

モルモット
✅おだやか
✅おとなしい
✅怖がり
✅警戒心が強い
✅好奇心旺盛
✅社会性がある
ハムスター
✅おっとり
✅怖がり
✅警戒心が強い
✅縄張り意識がある

モルモットの性格

元々モルモットは天敵から逃れるために

  • 高原
  • 高山
  • 岩場

といった場所で巣穴を掘り、5匹〜10匹の集団で暮らしていました。

そのため警戒心が強くちょっとした音でも怖がってハウスの中に隠れてしまうほど怖がりです。

とはいえ飼っていくうちにモルモットが飼い主のことを信頼してくれると

  • 自分から飼い主の膝の上に乗ってくる
  • よく鳴く
  • 元気に走り回る

といった人懐っこい一面を見せてくれるようになります。

また集団で暮らしていたことで社会性を持っていて色んな種類の鳴き声を使い分けてコミュニケーションをとることができます

クイクイ・プイプイごきげんな時
クックックック散歩している時・楽しい時
キュイキュイ・キュイー!ご飯がほしい時・おやつをおねだりする時
グルルル・グルグル不快な時
キッ!痛い時

モルモットはハムスターよりも触れ合う機会が多く、たくさんコミュニケーションを取りたいという方に向いているでしょう。

モルモットってどんな生き物?行動・習性など基礎知識を身に付けよう!

ハムスターの性格

ハムスターもモルモットと同じように天敵が多い生き物なので基本的には怖がりな子が多いです。

またハムスターはモルモットよりも品種によって性格の差が大きいのも特徴と言えるでしょう。

例を挙げると以下のようなイメージです。

  • ゴールデンハムスターは優しくおっとりしている
  • ジャンガリアンハムスターは人懐っこい反面怒ると攻撃的
  • キャンベルハムスターは気が強い
  • ロボロフスキーハムスターはかなり怖がり

逆に言うと品種によってある程度性格を選べるのはハムスターを飼う上でのメリットとも言えますね。

ハムスターは見た目の可愛さに反して縄張り意識が強いのも特徴の1つです。

モルモットもオス同士の優劣争いをすることがありますが、ハムスターはもっとケンカっぱやい印象で最悪の場合共食いをすることもあるので1つのケージに複数飼いをしないなどの対策が必要になります。

大きさと体重

大きさに関してモルモットは大人になると両手で抱えるくらいの大きさ、ハムスターは片手に収まるくらいの大きさです。

モルモットハムスター
大きさ20cm〜30cm7cm〜20cm
体重700g〜1200g85g〜150g

モルモットの大きさ

モルモットの大きさはおよそ20cm〜30cmです。(ちなみに赤ちゃんの場合は8cm〜10cm程度)

子供の頃は手のひらサイズですが、大人になると両手を使わないと持てないくらい大きくなりますよ。

また体重は700g〜1200gでハムスターよりも圧倒的に重いというのも大きな違いと言えるでしょう。

サイズの参考

ハムスターの大きさ

ハムスターの大きさはおよそ7cm〜20cmです。

ハムスターは先ほどの性格と同様に品種によって大きさが変わります。

品種大きさ
ゴールデンハムスター15cm〜20cm
ジャンガリアンハムスター7cm〜13cm
キャンベルハムスター7cm〜13cm
ロボロフスキーハムスター7cm 〜10cm

サイズが小さいので脱走されないように注意してくださいね。

サイズの参考

身体能力

身体能力はハムスターの方が良いです。

例を挙げるとハムスターは回し車で運動しますが、モルモットは回し車を使えません。

またハムスターは一晩で5kmは走ると言われていて、持久力という点においてもハムスターの方が上と言って良いでしょう。

身体能力を測る上で他の要素として

  • 視覚
  • 聴覚
  • 嗅覚

がありますがこの3つに関してはモルモットもハムスターも視覚が悪く聴覚と嗅覚は良いと似た傾向にあります。

モルモットハムスター
運動能力普通良い
視力悪い悪い
聴力良い良い
嗅覚良い良い

モルモットの身体能力

先ほどお伝えした通り、モルモットは回し車を使うことができず身体能力は決して良い方ではありません。

とはいえ全力疾走した時のモルモットは目で追うのもやっとなくらい速く走ることができます

普段のボテボテした可愛らしい歩き方とは想像がつきませんね。

チェックポイント

ちなみに散歩は外ですると天敵に襲われる可能性があるので必ず部屋の中で行うようにしましょう。

以下で視覚・聴覚・嗅覚を順番に解説していきます。

視覚
モルモットの視野は約340度とほぼ全方向を見渡すことができます。
また天敵にすぐに気づけるように動体視力も優れています。
逆に近眼で物を立体的に見るのが苦手です。
聴覚
視覚と同様に天敵から身を守るために遠く離れた音でもすぐに気づくことができます
実際におやつの袋の音が鳴った瞬間に「ちょうだい」と寄ってくるほど。
うるさい音にも敏感に反応してしまうので静かな環境づくりは必須と言えるでしょう。
嗅覚
嗅覚はほんの少しのニオイでも正確に嗅ぎ分けることができるほど優れています。
飼い主にニオイはもちろん、他の動物のニオイも嗅ぎ分けられます。

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ハムスターの身体能力

ハムスターは体のわりにパワフルで特に運動量はモルモットよりも圧倒的に多いです。

中には1日に10km以上走ることもあります

10km走るのは人間でもめちゃくちゃキツいですよね笑

このことからハムスターを飼うなら回し車は必須と言えるでしょう。

ちなみに回し車の音が気になる方でもサイレントホイールという音が鳴りにくい回し車もありますので安心してください

またハムスターには頬袋があります

野生時代のハムスターは厳しい環境で生き抜くため、食べ物を蓄えておけるようにしていたんですね。

視覚
モルモットと同じくハムスターも近眼で近くのものでもくっきりと見えることがありません。
また視野は約270度とモルモットほどではありませんが、それでも広範囲を見渡すことができています。
ちなみに色の識別能力が低く、ハムスターの視界はほとんど白黒だけになっています。
聴覚
ハムスターの聴覚は非常に優れていて、危険が迫っていることに気づけるように遠く離れた小さな音でも察知することができます。
またハムスター同士のコミュニケーションは人間には聞こえない高周波の音でとられていると言われています。
嗅覚
かすかなニオイでも嗅ぎ分けることができます。
人間もニオイで判別でき、飼い主かどうかをニオイで判断することも可能です。
ただ子供のハムスターに人間のニオイがついてしまうと親のハムスターがその子供を食べてしまうという恐ろしいこともあるので要注意

頭の良さ

モルモットとハムスターは犬や猫ほど頭は良くありません。

とはいえ小動物でありながら、「この部分は本当にすごい」と思えるような頭の良さもありますのでどういったものか見ていきましょう。

モルモットハムスター
頭が良い所・社会性がある
・特定の音でエサがもらえると認識するようになる
・飼い主の生活リズムに合わせることができる
・迷路の道を覚えて脱出できる
・ニオイで縄張りを理解できる
・トイレを覚える子が多い

モルモットの頭の良さ

この記事の最初の方で解説した「モルモットの性格」の繰り返しになりますが、モルモットは鳴き声を使ってモルモット同士でコミュケーションを取ることができる動物です。

飼い主に対しても様々な声を使って感情を訴えてきますので、モルモットがどういう気持ちになっているかがわかりやすいという点ではモルモットは飼いやすいと言えるでしょう。

ただモルモットは怒られてもなぜ怒られているのかを理解できるほどの知能はないので、何かいたずらをしても怒らないようにしてくださいね。

またモルモットはキャベツやピーマンなどの野菜も食べるのですが、一度そういった野菜を与えると次からは野菜を与える前の

  • 冷蔵庫を開ける音
  • 野菜を入れている袋のカシャカシャなる音
  • 野菜を水で洗う音

といった音に反応してその段階から野菜がもらえると認識して「はやくちょうだい!」と鳴いてくるようになります。

それから後で詳しく解説しますがモルモットは元々夜行性の生き物であるものの、飼い主の生活リズムに合わせて昼に起きて夜は寝るという昼行性に変化することが可能です。

夜は静かにしてほしいという方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

ハムスターの頭の良さ

ハムスターはモルモットよりも体は小さいですが、記憶力が良く迷路の中に入れられても自力で脱出することができます。

以下の動画はすぐに脱出できていますがイメージとしてはこんな感じです。

また縄張りを主張するためにニオイを出し合ってここは自分のテリトリー、ここからは相手のテリトリーという理解ができます。

さらにモルモットはトイレを覚える子がほとんどいませんが、逆にハムスターはトイレを覚える子が多いです。

色んな所にトイレをされることが少ないのは大きなメリットと言えますね。

ケージのサイズ

モルモットもハムスターもケージのサイズはある程度大きい方が良いです。

ケージのサイズを決める要因として以下の2つを参考にしてみましょう。

  • 今住んでいる部屋のレイアウト
  • 掃除のしやすさ

必要なケージのサイズの目安は以下の通りです。

モルモットハムスター
ケージサイズの目安幅60cmx奥行45cmx高さ30〜40cm・大きいハムスターの場合、幅60cmx奥行45cm×高さ30cm
・小さいハムスターの場合、幅45cmx奥行30cm×高さ25cm

モルモットのケージのサイズ

当然ですがモルモットはハムスターよりも大きいのでその分ケージのサイズも大きめに考えておく必要があります。

上の表の通り、最低でも幅は60cm、奥行は45cmはないとケージの中に置くべきものすら置けません。

最低限ケージに置くべきものとしては以下の4つがあります。

  • ハウス(隠れ家)
  • 牧草を置くスペース
  • ペレットのお皿
  • 飲み水

※飲み水に関して給水ボトルを使う場合はケージの外側に取り付けることになるのでケージのスペースは圧迫しません。

これだけ置くとケージの中はわりといっぱいになるので幅は60cm、奥行は45cm程度のケージを用意する必要があります。

またモルモットのジャンプ力は30cm程度なのでケージの高さは最低でも30cm、余裕を持たせたいなら40cm程度の高さにしておくと良いでしょう。

ケージの高さがありすぎるのも大変
飛び越えられるリスクを考えると高さがあるほど良いと思われるかもしれません。
ただ、ケージの高さがあり過ぎると掃除をする時に大変になってしまうというデメリットもあるので高さがあり過ぎる物は選ばないようにするのがオススメです。

モルモットのオススメケージ4選!掃除がラクな引き出し付きで安くてオシャレなものはどれ?

ハムスターのケージのサイズ

ハムスターは体は小さいですが運動量は非常に多く1日に5km走ることはよくあるくらいなので広いケージを用意してあげた方が良いです。

具体的なサイズはハムスターの品種によって異なります。

  • ゴールデンハムスターなどの大きいハムスターの場合、幅60cmx奥行45cm×高さ30cm
  • ジャンガリアンハムスターなどの小さいハムスターの場合、幅45cmx奥行30cm×高さ25cm

またケージに入れる物として以下のようなものが必要です。

  • ハウス
  • エサ入れ
  • 回し車
  • トイレ
  • 砂風呂

モルモットよりも色んな物をケージに入れなければいけないことを考えるとやはり広いケージの方が良いですね。

ハムスターは運動神経が良いので回し車やトイレの上によじ登って脱走されないように注意が必要です。

適温

モルモットやハムスターの生活に適した温湿度は人間が快適と感じるくらいの環境で問題ありません。

モルモットハムスター
温度20℃〜26℃20℃〜26℃
湿度40%〜60%40%〜60%

チェックポイント

モルモットにしてもハムスターにしても温度管理にエアコンは必須です。

また同じ部屋の中でも温湿度が結構違ってくることがあるので要注意。

理由は人がいる場所や高さとモルモットやハムスターが生活する場所や高さが異なるからです。

エアコンによる温度管理をメインに、

  • アルミプレートや大理石などの冷感グッズ
  • 毛布やペットヒーターなどの防寒グッズ

を用意して自分で温度調節ができる環境を作ってあげることが大切です。

モルモットの適温

モルモットの適温は20℃〜26℃、湿度は40%〜60%です。

モルモットは毛が長い品種がいたり、逆に毛がないスキニーピッグと呼ばれる品種もいるので飼っている品種によってある程度温度感をコントロールする必要があります。

暑い時と寒い時に出る行動の特徴は以下の通り。

暑い時・体を伸ばしてグデっとしている
・水を飲む量がかなり多くなる
寒い時体を縮めて動かなくなる

温度が30℃を超えたり、10℃を下回ると万が一のことも頭に入れなければいけません。

悲しいことを起こさないためにもエアコンをつけっぱなしにして真夏や真冬を乗り切りましょう。

【モルモット暑さ対策】夏バテしない温度管理方法[エアコンなしは危険]

【モルモット寒さ対策】 冬の温度管理の注意点とオススメアイテムを紹介

ハムスターの適温

ハムスターの適温はモルモットと同じく適温は20℃〜26℃、湿度は40%〜60%です。

ハムスターが暑がっている時、寒がっている時にする行動は以下の通り。

暑い時・お腹を見せて寝る
・ハウスの外に出て寝る
寒い時擬似冬眠をする

ハムスターは普段ならハウスの中に入って寝ますが、暑いと感じている時はハウスの外に出て冷たい場所に体をくっつけて寝ることが多くなります

また温度が10℃を下回ると擬似冬眠に入り、そのままずっと起きることがないままになってしまう可能性もあるので温度管理にはしっかりと気を配りましょう。

食べ物

食べ物においての1番の違いはモルモットは完全な草食動物ですが、ハムスターは雑食動物という所です。

またモルモットは自分で食べる量を調節できますが、ハムスターはあればあるだけ食べてしまうという違いも。

なので食べ物の調節においてはモルモットの方がカンタンと言えるでしょう。

モルモットハムスター
分類完全草食動物雑食動物
主食牧草ペレット

モルモットの食べ物

モルモットの主食は牧草です。

モルモットは常に牧草を食べ続けることで調子を整える生き物なので食べ放題の状態にしてあげましょう。

食べ過ぎを心配する方もいるかもしれませんが、モルモットは自分で食べる量を調節できるので安心してくださいね。

モルモットが食べられるものは以下の通りです。

食べられるもの
・牧草
・ペレット
・野菜
・果物
・野草

牧草が1番のメインでそれ以外にペレットと野菜も毎日与える必要があります。

果物は与え過ぎも良くないので1週間に1回を少量程度、野草は与えなくても特に問題はありません。

モルモットに与えてもいい野菜・果物・野草【成分表付き】

ハムスターの食べ物

ハムスターの主食はペレットです。

ペレットは木の実や種を砕いて固形化したもののことを言います。

ハムスターは自分で食べる量を調節できない上に、ケージの隅っこや頬袋に食べ物を隠してしまうことがあるのでしっかり量を測って食べ物を与えましょう。

「ハムスターと言えばヒマワリの種なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、ヒマワリの種はおやつ感覚として少量を与えるだけで充分です。

またハムスターが食べられるものは以下の通りです。

  • 牧草
  • チーズ
  • 昆虫

昆虫と聞くと「マジか。。。」となりますが基本的にペレット状になっているものを与えることになるので虫が苦手な方でもだいぶマシになると思います。

生活リズム

生活リズムはどちらも夜行性となっています。

そのため夜になると活発に動き出すのでとにかく夜は静かに寝たいという方にモルモットやハムスターは向いていないかもしれません。

チェックポイント

モルモットに関しては飼育環境に慣れてくると飼い主の生活リズムに合わせてくれるようになるので夜行性から昼行性に変化して、夜は一緒に寝てくれることの方が多くなります。

モルモットハムスター
生活リズム夜行性(昼行性にもなれる)夜行性

モルモットの生活リズム

上記の通りモルモットは基本的には夜行性ですが、飼い主の生活リズムに合わせることができるので飼い主が夜に寝ていればモルモットも夜に寝てくれるようになります。

夜に静かにしてくれるのはありがたいですね。

ただし昼行性になるのは飼い主のことを信頼してからの話。

個体差もありますが、モルモットが飼い主になつくまではだいたい半年くらいはかかると思っておいた方が良いでしょう。

モルモットを飼うのに必要なもの一覧

ハムスターの生活リズム

ハムスターは基本的にはずっと夜行性で夜になると活発に動き出し、回し車もガンガン回すようになります。

1日5kmくらい走るのでそれなりに長い時間回し車の音が鳴り続けるでしょう。

そのため飼い主の睡眠の質を落とさないように音の鳴りにくいサイレントホイールという回し車を使うのがオススメです。

ちなみにハムスターの睡眠時間は約14時間

お昼にたくさん寝る上に、音に敏感なのでできるだけ静かな環境を作ってあげると良いですね。

トイレを覚えるか

モルモットもハムスターもトイレは覚えにくい傾向です。

ただハムスターの中でもジャンガリアンとゴールデンは覚える子が多いです。

トイレは覚えてくれるに越したことはありませんが、こればっかりは仕方ないですね。

トイレ自体を覚えてくれなくても大体トイレをする場所は決まってくるのでそこを後付けでトイレにするのも良いでしょう。

モルモットハムスター
トイレほとんど覚えないジャンガリアン・ゴールデンは覚えやすいがそれ以外の品種は覚えにくい傾向

モルモットはトイレを覚える?

モルモットは品種に限らず、基本的にはトイレを覚えません。

もちろん中には覚えてくれる子もいますが、あくまでも少数です。

モルモットはケージの外に出して部屋を散歩させる必要があるので、その時に至る所におしっこやうんちをしてしまうことは覚悟しておきましょう。

また実際に飼ってみるとわかりますが、モルモットは1日にうんちをする量は100個以上で、おしっこをする回数も非常に多い生き物です。

そのためペットシーツを敷いていてもその裏側にまでおしっこが染みてしまうこともあります。

このことから毎日の掃除は絶対に欠かせません

【モルモット】トイレは覚える?トレーニング方法や設置場所は?そもそもトイレは必要?

  • お世話がラクなペットを飼いたい
  • トイレを覚えてくれる子が良い
  • 部屋は常に清潔にしていたい

上の3つに当てはまる方はもしかするとモルモットを飼うことには向いていないの可能性がありますので一旦冷静に考えてみるのもアリです。

実際は可愛いモルモットなら部屋を汚されても毎日掃除をすることになっても大丈夫という方がほとんどなんですけどね。

【モルモットを飼うデメリット】飼って後悔する人の特徴9選!

ハムスターはトイレを覚える?

ハムスターは品種によってトイレの覚えやすさが異なります。

ジャンガリアン・ゴールデン・キャンベルロボロフスキー
トイレほとんどの子が覚える覚えにくい

上の表の通り、ロボロフスキー以外はほとんどの子がトイレを覚えるので、その点はモルモットよりもお手入れはラク。

ハムスターはここがトイレだと決めた場所にしかトイレをしない習性があるので、トイレに関してそこまで苦労することはないでしょう。

逆にロボロフスキーはトイレを覚えにくく、回し車で走りながらおしっこをしてしまうこともあります。

このことからトイレを覚えて欲しいという方は

  • ジャンガリアン
  • ゴールデン
  • キャンベル

の中から選ぶと良いでしょう。

チェックポイント

もう1つ重要なこととしてハムスターはおしっこをする場所は覚えても、うんちをする場所は覚えません。

おしっこをする場所うんちをする場所
覚える子が多い覚えない

うんちの量は1日に50〜100個なので毎日とは言わずとも定期的な掃除は必須と言えるでしょう。

鳴き声

モルモットもハムスターも鳴きますが、モルモットの方が色んな鳴き声で飼い主とコミュニケーションを取ることができます。

また鳴き声の大きさもモルモットの方が大きく、エサの要求の時は近所迷惑が心配になるくらいの大きさで鳴くので賃貸に住んでいる方は

  • 壁が厚いか
  • 隣の人の生活音が聞こえてこないか
  • 大家さんへモルモットを飼っていいかの確認

が必要になるでしょう。

モルモットハムスター
鳴き声大きい小さい
備考色んな鳴き声でコミュニケーションが取れる鳴き声の種類はあるが若干わかりづらい

モルモットの鳴き声

モルモットは

  • キュイキュイ
  • プイプイ
  • クックック

と可愛い声で色んな感情を表現することが可能です。

モルモットの鳴き声の種類は以下の通り。

クイクイ・プイプイごきげんな時
クックックック散歩している時・楽しい時
キュイキュイ・キュイー!ご飯がほしい時・おやつをおねだりする時
グルルル・グルグル不快な時
キッ!痛い時

また先ほどもお伝えした通り、モルモットはエサの要求時に近所迷惑になるほどの大きな声で鳴くので要注意。

キュイキュイ・プイプイを超えることも
ネットや本で書かれている要求の鳴き声はキュイキュイだったり、プイプイが多いですが実際に飼ってみるとたまにキュイキュイやプイプイを超えてギュイー!だったり、ブイー!とサイレンのようなうるささになることもあります笑

本当に大きい時はもっと大きな声で鳴きますが、大体鳴き声の大きさはこのくらいと思ってください。

【騒音対策】モルモットをペット可の賃貸アパートや集合住宅で飼う時の注意点

【モルモット】ペット不可の賃貸で飼うのはヤバい?バレたらどうなる?

ハムスターの鳴き声

ハムスターも鳴き声に種類があります。

キュッキュ・チュッチュごきげんな時
キーキー怖っている時
ジジッ怒っている時
キューキュー・チューチュー痛い時

ハムスターも鳴きはするものの、モルモットに比べて圧倒的に鳴き声は静かです。

鳴き声に限らず音のうるささで見るとハムスターは鳴き声というよりも

  • 回し車の音
  • 何かをかじる時のガリガリ音
  • 夜に活発になる生活リズム

の方がうるさく感じることが多くなるでしょう。

ニオイ

モルモットもハムスターもそれなりにニオイがありますが、どちらかというとモルモットの方がニオイは強くなります。

  • こまめな掃除
  • 動物用の消臭スプレーを使う
  • 空気清浄機を使う

といった対策は必須と言えるでしょう。

モルモットハムスター
ニオイそれなりにニオイがあるあまり気にならない

モルモットのニオイ

モルモットのニオイの原因は主に4つあります。

  • モルモット自身のニオイ
  • おしっこのニオイ
  • うんちのニオイ
  • 牧草のニオイ

この中で1番ニオイが強いものは牧草のニオイです。

決して不快なニオイではありませんが、牧草のニオイは結構独特ですぐに部屋全体に牧草のニオイが染み付きます。

牧草はモルモットの主食なので避けることができないことから、モルモットを飼ったら部屋が牧草と糞尿のニオイが染み付くと思っておいてください。

糞尿が多い分、おしっことうんちのニオイもそれなりに強く、特におしっこのニオイは鼻にくるものがあります。

ちなみに飼う前は「獣臭は結構強そうだな」と思っていましたが、実際のところ、モルモット自身はそこまで臭くありません

ただ性別によってもニオイの強さは異なりメスよりもオスの方が臭くなってしまいがち。

特に発情期のオスのお尻あたりにある臭腺からは強烈なニオイがするのでニオイが気になる方はメスを飼うことをオススメします。(オスは甘えたで人懐っこいという良さもあります)

【モルモット】オススメしないケージの置き場所・掃除の頻度はどのくらい必要?

ハムスターのニオイ

モルモットと比べるとハムスターの方がニオイはまだマシです。

ハムスターのニオイの原因は以下の通り。

  • ハムスター自身のニオイ
  • おしっこのニオイ
  • うんちのニオイ
  • 食べ残しのニオイ

ハムスターのニオイで1番強いのはおしっこのニオイです。

おしっこのニオイが強くなる理由はハムスターの生活的で

  • おがくずに埋もれる
  • ケージを水槽にしている

といったことでニオイがこもりやすくなるからです。

逆にうんちに関してはそこまで臭くありません。

またモルモットとニオイの原因が異なることとして食べ残しのニオイがありますが、これはハムスターが頬袋や巣に食べ物を溜め込む習性があるからです。

食べ物が腐るとニオイはもちろん、ハムスター自身にも影響がありますのでできるだけケージの中は清潔にしておきましょう。

寿命

寿命はモルモットは約4年〜6年、ハムスターは約2年〜3年ほどです。

必ずお別れが来ると思うと寂しく感じますが、最期の悲しさよりもそれまでにもらったものの方が圧倒的に多いはず。

モルモットやハムスターにとっても飼い主が一生懸命育てていればペットショップで一生過ごすよりもきっと幸せに暮らすことができるでしょう。

モルモットハムスター
寿命約4年〜6年約2年〜3年

モルモットの寿命

モルモットの寿命は約4年〜6年とそれなりに長い時を過ごします。

近年はペットとして人気が出てきていることから飼い方の情報が昔に比べて多くなり、平均寿命が延びてきています。

  • 牧草のメインはチモシー
  • ビタミンCの重要性
  • 適切な飼育環境
  • 定期的なブラッシングと爪切り
  • モルモットが嫌がることを無意識にしていないか

こういったことをしっかりと理解していれば寿命を延ばすことも可能でしょう。

またお別れが近づいている特徴として以下のようなものがあります。

  • 食欲が少ないことが多くなる
  • うんちの量が少なくなったり形がバラバラになる

モルモットは天敵が多く自分が弱っているところを見せると食べられてしまうという本能から、体調が悪いことをギリギリまで見せない修正があります。

昨日まで元気だったのに急にお別れになってしまったということもあると理解しておきましょう。

ハムスターの寿命

ハムスターの寿命は約2年〜3年です。

2年を過ぎたあたりから特に体調には注意する必要があります。

基本的なことではありますが寿命を延ばす方法として以下のようなことを意識すると良いでしょう。

  • 食欲があるか
  • 毛並みはキレイか
  • 適切な温度帯か
  • エサの量が適切か
  • 爪が伸びすぎていないか

またモルモットと同様にハムスターも弱っているところはギリギリまで見せない習性があるため、急にお別れがきてしまう可能性があることは理解しておきましょう。

費用

ペットを飼う上でどうしても気になるのが費用ですが、モルモットもハムスターも犬や猫ほどお金はかかりません。

モルモットハムスター
初期費用2万円〜5万円
1ヶ月にかかる費用約5000円

モルモットの費用

モルモットにかかる費用として初期費用で2万〜5万円とわりと高い傾向にあります。

ここでは以下の3つに分けて費用を解説していきます。

  • 個体の値段
  • 飼育グッズ
  • エサ代・日用品

モルモットの個体の値段

モルモット自身の値段は品種によって異なります。

品種値段

イングリッシュ
約3000円

アビシニアン
約5000円

シェルティ・ペルビアン
約8000円
テディ・クレステッド・テッセル・アルパカ約1万円
レックス・メリノ・コロネット約1万2000円
スキニー約2万円

この中でもイングリッシュとアビシニアンは

  • 値段の安さ
  • 流通量の多さ
  • 飼いやすさ

からオススメの品種となります。

モルモットの飼育グッズ

モルモットに必要な飼育グッズはたくさんあります。

チェックポイント

飼育グッズの費用としては最低でも1万5000円、高いものを揃えようとなると4万円を超えることもあるでしょう。

モルモットに必要な飼育グッズは以下の通りです。

種類は多いですがどれも必須なのでお迎え前に必ず揃えておきましょう。

モルモットのエサ・日用品

モルモットの1ヶ月の飼育にかかるお金は約5000円前後です。(夏や冬などエアコンをつけっぱなしにする場合は1万円は超えます

上記の飼育グッズと被りますが、日常的にかかるエサや日用品は以下の通りです。

モルモットの主食は牧草とペレットですが、ビタミンCを補うために野菜も毎日必要になります。

また食べる量もかなり多いので牧草は1週間に1袋(500g)くらいと考えておいた方が良いでしょう。

【モルモット】初期費用・1ヶ月の飼育でどのくらいお金がかかる?もし飼えなくなったらどうする?

ハムスターの費用

ハムスターの初期費用は約1万円は見ておきましょう。

モルモットの費用と同様にハムスターの費用も以下の3つに分けて紹介していきます。

  • 個体の値段
  • 飼育グッズ
  • エサ代・日用品

ハムスターの個体の値段

ハムスター自体の値段は約1000円〜4000円程度とそこまで高くはありません。

品種値段
ゴールデンハムスター約1000円〜2000円
ジャンガリアンハムスター1000円前後
キャンベルハムスター約2000円〜4000円
ロボロフスキーハムスター約2000円程度

モルモットは安くても3000円、高いと2万円もするのでそれと比べればかなり安いと言えるのではないでしょうか。

ハムスターの飼育グッズ

ハムスターの飼育グッズを揃えるには安いと7000円、高いと2万円くらい必要になります。

そもそもハムスターに必要な飼育グッズは以下の通りです。

  • ケージ(約3000円〜5000円)
  • ケージの床材(約500円〜4000円)
  • ハウス(隠れ家)(約500円〜2000円)
  • 給水ボトル(約500円〜2000円)
  • エサ入れ(約500円〜1000円)
  • エサ(約500円〜1000円)
  • かじり木(約200円〜1000円)
  • 回し車(約500円〜3000円)
  • トイレ(約500円〜1000円)
  • 砂遊び(約500円〜1500円

ハムスターも多くの飼育グッズが必要になりますね。

ハムスターのエサ・日用品

ハムスターの1ヶ月にかかる費用は約1000円〜2000円です。(夏や冬などエアコンをつけっぱなしにする場合は1万円は超えます

内訳は以下の通り。

  • エサ
  • 床材
  • トイレ砂

1ヶ月にかかる費用もモルモットと比べるとかなり安いですね。

おわりに

改めてモルモットとハムスターの比較表は次の通りです。

タイトル性格大きさと体重身体能力頭の良さケージのサイズ適温食べ物生活リズムトイレを覚えるか鳴き声ニオイ寿命費用

モルモット
おだやか
おとなしい
怖がり
警戒心が強い
好奇心旺盛
社会性がある
20cm〜30cm
700g〜1200g
運動能力 普通
視覚 悪い
聴覚 良い
嗅覚 良い
社会性を持てるほど頭が良い幅60cmx奥行45cmx高さ30〜40cm適温20℃〜26℃
湿度40%〜60%
・牧草
・ペレット
・野菜、果物
・野草など
夜行性(昼行性にもなれる)ほとんどの子が覚えない・色んな種類がある
・うるさい時もある
それなりにニオイがある約4年〜6年・初期費用2万円〜5万円程度
・1ヶ月にかかる費用5000円程度

ハムスター
おっとり
怖がり
警戒心が強い
縄張り意識がある
7cm〜20cm
85g〜150g
運動能力 良い
視覚 悪い
聴覚 良い
嗅覚 良い
・迷路の道を覚えて脱出できる
・トイレを覚える子が多い
・大きいハムスターの場合 幅60cmx奥行45cm×高さ30cm
・小さいハムスターの場合
幅45cmx奥行30cm×高さ25cm
適温20℃〜26℃
湿度40%〜60%
・牧草
・実
・種
・チーズ
・昆虫など
夜行性品種によって覚えやすさが異なる・色んな種類がある
・うるさくはない
あまり気にならない約2年〜3年・初期費用1万円程度
・1ヶ月にかかる費用1000円〜2000円程度

どちらを飼っても良い面、悪い面はあります。

今の生活リズムや飼育環境スペースがあるかを確認して決めると後々後悔することも少ないでしょう。

自分に合ったお気に入りの子を見つけて素敵なペットライフを過ごしていただければ幸いです。

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